幼虫が大きくなったので、あっという間に食草を平らげてしまいます。
そこで新しい葉の補給です。
その前に・・・
まだ二頭いました。これは自然のままにしておきましょう。
我が家のホトトギスは30株以上咲いています。
重なって生えているので、下側の茎を根元から切って使うことにしました。ほとんど地面すれすれに咲いているからです。上の茎を持ち上げて・・・
根元から切った茎二つ。
飼育ケースの中はほとんど葉が残っていません。
このままにしておくと、幼虫は小さいままでも蛹になろうとしてしまいます。そうなると羽化も難しい。
しっかりと、新しい葉を追加しないといけません。
かなり大きな幼虫。終齢幼虫とも呼ばれます。
茎は葉を2~3枚つけて切断。葉を丸めながら立てて入れます。
幼虫がついている葉を上に置けば、勝手に移動してくれます。ネットで
は筆を使って・・なんてありますが、葉ごと置けばいいだけです。
下手に幼虫に触ると、幼虫を傷つけるだけでなく、手の油で呼吸のための気門を塞いでしまうからです。また、ヒトの体温は幼虫にとっては熱いので、それもよくありません。
あとはラップをかけ、輪ゴムでとめて涼しい場所で飼育を続けます。
といった具合に、毎日に飼育ケースの清掃と新しい葉の追加を行わないといけません。幼虫はかなりの大食感。
でも、蛹になってしまえば、あとは羽化するのを待つだけです。
一足先に蛹になったルリタテハ⇩
越冬したルリタテハの成虫は卵を産みます。暖地では年に 2-3回(6-7月、8月、10月)発生するとWikipediaにありました。
成虫の寿命は約2週間から約3週間。
孵化から成虫まで約3週間ほど。
4月に見つけたルリタテハ⇩ 交尾をし卵を産み、5,6月には成虫になっている筈。
それが「春型」。そして、この時のルリタテハが産卵すれば、9月頃には「夏型」が発生。
そして、今回10月に羽化するので「秋型」ということですね。
最後に、
飼育で大変なのは日々のお世話。これは、どんな生き物も同じです。
そして、蝶の場合は、食草の確保が重要です。
自宅以外で見つけた幼虫は、食草がなくなってしまったら育てられません。
食草が手に入る環境かどうか考えて幼虫の飼育を始めましょう。