宙ぶらりん

気が向いたら・・・・

幼虫の食草の交換② 毎日、食草を交換

幼虫が大きくなったので、あっという間に食草を平らげてしまいます。

そこで新しい葉の補給です。

その前に・・・

まだ二頭いました。これは自然のままにしておきましょう。

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我が家のホトトギスは30株以上咲いています。

重なって生えているので、下側の茎を根元から切って使うことにしました。ほとんど地面すれすれに咲いているからです。上の茎を持ち上げて・・・

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根元から切った茎二つ。

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飼育ケースの中はほとんど葉が残っていません。

このままにしておくと、幼虫は小さいままでも蛹になろうとしてしまいます。そうなると羽化も難しい。

しっかりと、新しい葉を追加しないといけません。

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かなり大きな幼虫。終齢幼虫とも呼ばれます。f:id:rmenx13:20211008122120j:plain

茎は葉を2~3枚つけて切断。葉を丸めながら立てて入れます。f:id:rmenx13:20211008122153j:plain

幼虫がついている葉を上に置けば、勝手に移動してくれます。ネットで

は筆を使って・・なんてありますが、葉ごと置けばいいだけです。

下手に幼虫に触ると、幼虫を傷つけるだけでなく、手の油で呼吸のための気門を塞いでしまうからです。また、ヒトの体温は幼虫にとっては熱いので、それもよくありません。

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あとはラップをかけ、輪ゴムでとめて涼しい場所で飼育を続けます。

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といった具合に、毎日に飼育ケースの清掃と新しい葉の追加を行わないといけません。幼虫はかなりの大食感。

でも、蛹になってしまえば、あとは羽化するのを待つだけです。

一足先に蛹になったルリタテハ

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越冬したルリタテハの成虫は卵を産みます。暖地では年に 2-3回(6-7月、8月、10月)発生するとWikipediaにありました。

 

成虫の寿命は約2週間から約3週間。

孵化から成虫まで約3週間ほど。

4月に見つけたルリタテハ⇩ 交尾をし卵を産み、5,6月には成虫になっている筈。

それが「春型」。そして、この時のルリタテハが産卵すれば、9月頃には「夏型」が発生。 

そして、今回10月に羽化するので「秋型」ということですね。

 

最後に、

飼育で大変なのは日々のお世話。これは、どんな生き物も同じです。

そして、蝶の場合は、食草の確保が重要です。

自宅以外で見つけた幼虫は、食草がなくなってしまったら育てられません。

食草が手に入る環境かどうか考えて幼虫の飼育を始めましょう。