アメリカザリガニ、特定外来生物に指定へ 放出禁止に
7/6(火) 17:25配信 朝日新聞デジタル
生態系への影響が深刻な外来種のアメリカザリガニとアカミミガメ(ミドリガメ)について、環境省は法令で定める特定外来生物に指定し、野外で繁殖しないよう規制する方向で検討を始めた。特定外来生物に新たな区分を設けて、ペットとして飼うことは認めたうえで、輸入や販売、野外に放出することを禁止する。
アメリカザリガニとアカミミガメは原産地の北米から持ち込まれ、日本各地の池などで繁殖。在来種の脅威となり、農作物などへの被害も目立つ。ただ、外来生物法で定める特定外来生物には指定されておらず、規制の対象外だった。
指定すると、輸入や販売だけでなく飼育にも国の許可が必要になる。扱いに困った飼い主が野外に一斉に放つと逆効果になりかねず、指定の是非が議論になっていた。子どもが遊びで釣り上げたり、知らずに捕まえて家に持ち帰ったりした場合にどう対処するかなど、個別のケースについては今後、詰めるという。
《記事より抜粋》
今更・・・という感じです。
アメリカザリガニなんて、かなり前から日本で自然繁殖しています。
幼いころやっていた「ザリガニ釣り」って、アメリカザリガニのことですね。
以前、母方の故郷(埼玉県)で茹でたザリガニをいただいたことがあります。普通に美味しいです。
また、
アメリカザリガニで町おこし 「生態系脅かす」と反対派
日本ではなじみのない文化で、町おこしに取り組もうと鳥取県にUターンした男性が打ち出したところ、専門家から慎重な声が相次いだ。在来の生態系を脅かすためだ。どう向き合っていくべきなのか。・・・《朝日新聞 DIGITA より抜粋L》
という記事もありました。
おもしろそうな取り組み。でも、プラス面だけ考えて実行してしまうと、後になって大変なことになることもあります。小学校で飼育していたザリガニが脱走して、必死で捜したなんてことありませんでしたか?
よほどしっかり管理しておかないと、逃げ出してしまいます。
たとえ管理が行き届いていても、大型台風など自然災害の多くなった日本。山間部の田んぼなどの養殖池が、大雨や崖崩れなどで、田んぼの水が溢れ出し、ザリガニが脱走する危険は十分に考えられます。そういうリスクも考慮しているのでしょうか?
もし逃げ出してしまったら、どうするのでしょう? ザリガニを一匹一匹探して捕まえますか?
無理ですよね。
さらに、商売が順調なら問題ないと思いますが、運営会社が倒産すれば・・・不安要素いっぱいです。
今問題になっている、山林を削って作られた「大型ソーラー発電システム」もそうです。あと何十年後、どうするのでしょぅ。また大型台風などが来たら・・・
ブラックバスなんて、手の施しようのないぐらい広まってしまっていますよね。
さて、ザリガニの輸入・販売が規制されて、個人で飼育するにも許可がいるとなれば大変なことになりそうです。
後手後手の施策は日本特有のものですが、どうなるのでしょう、心配です。
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