藤原正彦氏 コロナで気づいた「TVはつまらない、本が必要」
5/22(金) 16:05配信 NEWSポストセブン
ただ、今回のコロナ騒動によって気づいたことがあります。「テレビはつまらない」ということです。報道番組は国民の不安を煽ることしかせず、バラエティ番組ではコメディアンが自分たちだけでふざけて大笑いしているだけで全く面白くない。観る価値がないと思いました。
そこで改めて感じたのが、「読書の必要性」です。私は20~40歳の頃までは数学者として数学の本ばかり、その後は作家として書くのに必要な本ばかりを読んできた。本当に読みたい名作や名著は20歳頃までしか読んでこなかったのです。
『国家の品格』著者でもある作家で数学者の藤原正彦氏(76)が語る。
バラエティーやワイドショー。たくさんの専門家?や素人、芸人が出てきては好き勝手なことをしゃべり、煽っています。
藤原氏だけではなく、そんな番組にうんざりしてテレビを見なくなったという方も多い筈。しかも、今は、生ではなく、以前撮影されたモノばかり・・
日曜日の朝、テレビを見ました。「遠くへ行きたい」
旅番組の正統を行く長寿番組です。
お笑い芸人らがおもしろおかしく紹介するのではないので好感が持てます。品格があるというか・・・
今回は広島の呉にある自衛隊の基地内で、潜水訓練を体験した時の映像でした。競泳選手の松田丈志(まつだたかし)さんが隊員と組んで訓練を行っていました。
室内のプールは流れのあるプール。海難救助を想定して、強風も再現できるというプールです。大きな波の中、バディーを組んで訓練に取り組む様子を紹介していました。
こういう訓練を毎日している隊員の方には頭がさがる思いです。
その後は「所さんの目がテン!ストレスフリーな所さんの世田谷ベース生活」
今回は世田谷ベースという所さんの仕事場兼遊び場での様子を紹介していました。趣味にあれだけつぎ込めるのは羨ましい限りですが、参考になることも多いです。
この番組も長寿番組。とてもおもしろいです。
テレビはつまらない?
すべてのテレビ番組がつまらないかというと、ちょっと違うと思います。
前述の旅番組や自然、科学など、おもしろい番組もあるんですよね。そして見応えがある番組もあります。
だらだらと、一日中テレビを点けっぱなしではまずいですが、見たい番組をチェックして見る。これも一つの方法ではないでしょうか。
テレビは見ずに読書。これだけだと、きつすぎます。