だいぶ前に、北九州の小倉に住む叔母からもつ鍋のセットをいただきました。
この店の商品です⇩
まずは、当店自慢の水たきセットをご用意下さい。
鍋にスープを入れ、火にかけます。自然解凍しておいた鶏肉(ぶつ切・切り身)を入れます。沸騰してきましたら、まずは水たきスープを湯のみなどに取り分けて(お好みで塩をひとつまみ、薬味は極細ネギをぱらぱらとまぶして) 鶏ガラたっぷりの濃厚スープを飲んでみてください。
華味鳥の特製ぽん酢で華味鳥のぶつ切、切り身をお召し上がり下さい。 (ぽん酢の酸味が苦手な方は、ぽん酢を入れなくてもスープだけで美味しくいただけます。)
肉質はやわらかで鶏本来の旨味が凝縮されています。
具を食べる前に、まず「濃厚スープを飲んでみてください。」とありました。
お店のこだわりのスープなんですね。
届いたのは、もつ鍋ですが、普通,つゆは濃縮タイプが多いです。
だから、必ず水で薄めます。でも、その地方の水道を使うので、地域によって水質や味などが違うので、味が微妙に変わってしまうでしょうね。ということは、お店で出されるスープと微妙に違ってしまう。
こんな味じゃなかった・・なんてことにならないように、店の味をどの方にも同じように味わってほしいということから、ストレートにしたのだと考えました。
でも、本当なのか、直接、店に尋ねてみることにしました。
「なぜストレートなのか」、「水道水によって味が変わるからか」、「手間を省くためか」ということで問い合わせてみました。
回答はすぐに届きました。一部、紹介します。
「薄めて使う、いわゆる濃縮タイプだった場合、薄めるための水の水質によって味が左右されてしまったり、薄め方や量の差異で味にバラつきが生じたりする可能性があります。
弊社の水たきはスープが命と言っても過言ではございません。出来るだけ店舗の味に近い水たきを味わっていただけるよう、味の統一化を図るためにストレートタイプを製造・使用しております。
また、濃縮タイプですと調理時にお客様に薄めていただく工程が増えてしまうため、そのお手間を少しでも省くといった意味もございます。・・・」
こんな質問が来るとは思わなかったでしょうね。でも、ていねいに回答していただきました。納得です。
博多華味鳥・水たきセット
「キャベツ・白葱・春菊・椎茸・えのき・しめじ・人参・春雨・ささがきゴボウなど お好みでどうぞ。」とも書かれていました。
博多はキャベツなんですね。
白菜でなく、キャベツを入れるのが博多流だそうです。理由は、 白菜よりも水分の少ないキャベツは、博多水たきの真髄である鶏スープが薄まることがない。スープで煮込んだキャベツは甘みが出て美味!
《クックパッドより》
*我が家に届いたのは、「もつ鍋セット」。
スープを入れ、煮立たせ、肉を入れたのちに野菜を入れました。キャベツをたっぷり、ニンニク、ニラ、そして唐辛子。
(写真、撮り忘れました)
スープの感想
これは・・・きりたんぽ鍋のような、あの味でした。
いやっ、きりたんぽ鍋でしょう。
翌日、残ったスープ。脂が・・・・
少し野菜を加えてご飯を入れて卵でとじました。
元々のスープの味が濃いので、本当に美味しくいただきました。
この後、水炊きのスープのことが家族の話題になりました。
水炊きは、コンプで出汁を取り、そこに具を入れて、ポン酢でいただきます。でも、この、博多華味鳥では、スープそのものを味わってほしいとか。
スープにしっかりと味がついているからなのでしょう。
息子曰く、「昆布出汁は関西風・・・」
ウィキペディア(Wikipedia)には、こう書いてあります。
九州では鶏肉を主材とする。
元々のレシピではぶつ切りの鶏を水から煮るために水炊きの名があるが、食味向上の観点から外食店ではあらかじめ別に用意したスープを用いるのが一般的である。骨付きの鶏や鶏ガラを長時間煮込むため白濁したスープになる。
関西では鶏肉以外に豚肉や牛肉、鯨肉なども使われる。出汁昆布とともに文字通り水から煮て、ポン酢醤油で食べる。
北九州育ち (博多西区) の妻は、今まで「水炊き」といえば昆布出汁と思っていました。
つまり、それは関西風の作り方だったわけです。