もう何年も庭の雨の当たらない場所に放置していた棚。
これは葬儀の時に使った組み立て式の三段の 精霊棚 です。
何かに使えるのでは? と保存しておいたものです。
価格はAmazonで調べると、¥8,000位はします。
捨ててしまうにはもったいないです。
棚の幅90㎝、奥行き29㎝なので、たぶん、これと同じでしょう。
後飾り 精霊棚 3段30号 幅90cm
組み立て式。筋交いで固定します。
三段あるので、いろいろなモノを乗せることが出来ます。
《Amazon》
処分してしまうのも惜しいので、色を塗ってみました。
前回使った塗料 (アトムハウスペイント) が余っていたので、それを使うことにしました。
この塗料は一回塗りで奇麗に仕上がるし、戸外で使っても耐久力があるのは、「すのこ」で実証済です。
塗装する意味は?
見た目を良くしたり、汚れを付きにくくしたり、何よりも木が朽ちてしまうのを防ぐことだと思います。
今回使ったのは水性の塗料。水性塗料は、木材の表面に塗膜をつくり木材を保護します。扱いやすいのも特徴の一つです。
近所の家は壁に木材を使っています。木の家・・・・とても雰囲気は素敵ですが、経年劣化や紫外線などでだんだん壁がくすんでくるのは仕方ないでしょうね。
バルコニーもやがて朽ちて、貼り換えないとならなくなるでしょう。
散歩道にあった家がそうでした。ご主人が数日かけて、板の貼り換えと塗装をしていました。大変そうでした。
参考にした記事⇩
本来は組み立てずに部品ごとに色を塗った方が奇麗に仕上がる筈ですが、再び片づけて仕舞い込むことはないので、組み立てた後に塗りました。
*今回はヤスリ掛けなどしていませんが、ヤスリ掛けをした方が仕上がりは奇麗です。
塗り始め
まずは、下側から塗り始めました。蝶番でつながっているので、開いたり閉じたり動いて塗りにくかったです。
裏返して、上側を塗りました。
乾かしている間に棚も塗りましたが、風でビニール袋が・・・なんてこった!
塗り直しです。*棚は一枚板ではなく、枠に合板を張っただけです。
ひっくり返して、この面を塗りました。
今回は細かい部分が多いので、全て刷毛塗りでした。
画像では分かりにくいですが、かなり塗料が垂れてしまっています。
まあ、外で使うんだし、いいかなぁー。
また、近づくと刷毛の跡がくっきりと見えました。
ローラーの方が奇麗に仕上がりますよ。
はじめから、ローラーで塗ればムラなく奇麗に仕上がったかもしれません。
棚を二つ乗せて完成です。
レビューには、「組立の取説がありません。組み立てると、横方向の力で、崩れて倒れました。・・・」とありましたが、これっ、説明書なんていらないし、棚を乗せれば安定します。
棚を乗せないと弱々しいですが、棚さえ固定してしまえば大丈夫。また、背面には筋交いがあるので意外とガッチリしていますよ。 ただ、椅子代りには出来ません。
色を塗るだけで、見違えるようになりました。
こんな風に色を塗れば長持ちします。処分してしまおうと思っていた棚ですが、再利用することが出来ました。
本来は三段ですが、二段だけ使っています。白のままだと汚れが目立つので、ビニールのカバーをかけて使おうかと思います。
残った天板はローラーで
翌日、今度はローラーを使って、三枚目の天板を塗り始めました。
やっぱりローラーの方が早いし、奇麗に塗料が塗り広げられます。
前日に塗った天板も、もう一度上からローラーで塗り直しました。
三枚仕上がりました
さすがに三枚並べると奥行きが90㎝になるので、かなり飛び出してしまいました。
我が家では、二枚で十分です。
ローラーの洗浄
こういう塗装は奇麗に仕上がりますが、ローラーや刷毛の洗浄が大変です。
水を流しても流しても、いつまでも白い液が出てきます。かなり長い間、濯 (すす) いでいました。もっと簡単に落とせないモノでしょうか。
今回はテーブル代わりに使いますが、ここに植木鉢など置いても良さそうです。
ただ、棚は台に乗っているだけなので、簡単に棚を外すことができますが、今後、ボンドで接着するか、ねじ止めしようかと思います。
精霊棚には見えないでしょう?