フヨウの葉にガの幼虫。
毎年見られる幼虫です。「フタトガリコヤガ」
もちろん、害虫です。
実ですね。
まとめて2頭が羽化
翅を十分に伸ばせるようにと、ベランダの植物に移しました。オスが2頭。
右側の個体は翅が真っすぐですが、左側の個体はよく見ると歪んでいるような・・・
このままの形で翅が固まってしまうと、うまく飛べないでしょうね。
こちらは、大丈夫のようです。
ジャコウアゲハはアゲハ類同様に2本の糸で体を支える「帯蛹型」。
本来、枝で蛹になった場合は、その枝にしがみついていれば翅が伸ばせる筈ですが、飼育ケースに転がしていたため、壁に辿り着くまでに時間がかかってしまったのかも知れません。
それが飼育ケースに並べて管理する弊害です。
飛ぶことが出来ないため、エサを摂ることはできません。そこで、エサやりについては、ネットに載っているように、蝶の羽を持ち、爪楊枝で蝶の口吻をのばしてエサにつける方法があります。
エサはポカリスエットです。
でも、その時には飲みませんでした。
しばらく様子を見ていたら、口吻をのばして飲み始めました。ポカリ、使えます。
プラ容器だと倒してしまいそうなので、陶器の小皿にキッチンペーパーを置き、そこにポカリスエットを浸み込ませています。これなら蝶が乗ったくらいではグラグラしません。
翌日、ポカリがなくなったので継ぎ足したら、すぐに飲み始めました。よっぽど気に入っているのでしょう。
とは言っても、そう長生きは出来ません。
ということで羽化の失敗を防ぐために、以前は蛹ポケットなるものを作って、そこに蛹をすっぽりと収めたり、蛹のついている葉をテープでとめたりしていました。
下はアオスジアゲハの羽化⇩
これだと、羽化した蝶が殻やポケット周辺をつかんで翅を伸ばすことができます。
それを怠っていたので、壁に到達するまでに、時間がかかり、翅が固まってしまったんです。
特に、翅の大きなジャコウアゲハでは、大きな翅を持て余して、曲がってしまうことがあるのではと思います。
そこで、あらためて簡易蛹ポケットを作って、蛹を取り付けました。
これなら大丈夫でした。
上の画像の左上の蛹 (白丸) が、この直後に無事に羽化しました⇩