近くの雑木林に行けば、もっと違う蝶がいますが、不精をして庭で観察していると、いつものコジャノメがやって来ました。
以前はヒカゲチョウがやった来たことがありましたが、最近は見ませんね。
蝶の数が減って来たのでしょうか?
ミョウガの葉で休むコジャノメ。
そーっと近づき、翅を広げるのを待ちます。
でも、このコンデジ。タイムラグがあるので、翅を開いても決定的瞬間は撮影できません。
でも、気軽にポケットに入れて、すぐに撮影できるので重宝しています。
庭に出るたびに一眼レフを持ちだすなんて不便ですから、こういうコンパクトカメラの方が撮影チャンスは多くなります。
さすがに近づき過ぎて飛び立たれてしまいましたが、でも、近くの枝にとまってくれました。これで5㎝の距離です。
テングチョウも健在。
我が家には花という花がないので蜜を吸いに来る蝶はいません。
でも、近所には道路わきに奇麗な花が咲き誇っています。でも、蝶を見かけたことはありません。
アゲハなどの大型の蝶が好む花ってあるのですが、そういう花ではないのか、或いは蝶自体が少ないのか・・・
アゲハが蛹に
外で育てている幼虫以外、4頭、蛹になりました。でも、左上の1頭は脱ぎ捨てられず蛹にはなれませんでした。
自然界は厳しい。
しかも、蛹になっても寄生蜂にやられていたら、ここから蝶ではなく蜂が出てくることもあります。
幼虫時代は、食草を求めて移動し、とにかく食べて食べて食べまくります。
それがひとところに落ち着いて、しかも蛹になった後は硬い殻で身を守られながら、蝶へと変身します。
もし、寄生蜂がいたとしても、その寄生蜂は動く幼虫の時に出てきたりはしません。
蛹の殻の中の方が安全だとわかっているのでしょう。そして、蛹の中で十分成長し、いずれは殻を破って出てくるんですね。
*蛹になりそこなった幼虫。中身を食われた跡が見つかりました。寄生蜂か?
自然界って、本当に不思議です。
一体、誰がどのようにして、こんなことを考え付いたのか、だからこそ自然界の営みは神秘的で、しかも面白くてたまりません。
蛹ボックス
容器のままの蛹だと羽化の時に観察しにくいので別の場所に移します。
この方法はかなり前から行っている方法です。
段ボール箱に蛹がすっぽり入るポケットを取り付け、蛹を入れてあります。蛹になった時の向き (外側に突起) に注意して入れるだけです。
飼育箱には脚がひっかかるようにキッチンペーパーを
羽化の時は、胸と足を出して、まずはしっかりと脚で摑まる行動をします。
でも、壁がガラスやプラスチックだと足が引っかからないために滑ってしまいます。
段ボールや紙、キッチンペーパーを取り付けておくと、うまく摑まって、翅を伸ばし乾かすことができます。
羽化はあっという間
羽化直前には蛹の中にうっすらと体の色が見えるようになります(黒くなる)。
羽化はあっという間に起こるので、チャンスを逃すことの方が多いです。それと、蛹から出た後に必要のない液体を排出するので、下に何かを敷いておくことをお勧めしますそうしないと汚れます。
でも、無事に羽化し蝶になった姿を見ると、毎回感動します。
この時期、「蚊取り線香」に注意!
玄関内で飼育していた幼虫。
玄関の外で蚊取り線香をつけていたら、その煙が室内に入って来て・・・・
この蚊取り線香。効き目は凄いです。
幼虫はひとたまりもありません。
飼育される方、くれぐれも蚊取り線香にはお気を付けください。
ということで、アオスバアゲハの幼虫&蛹も避難しています。