前回、たくさんの赤い虫がびっしりとついていました。
「タイワンヒゲナガアブラムシ」です。
これを退治するために、試しに「コバエ」退治に役立った、「アルコール除菌スプレー」を使ってみました。
これは天然成分から作ったというアルコールが使われていて、食器などにかかっても安心です。
少し多めに下に流れるくらい吹きかけてみました。
一晩経って見てみると・・・びっしりとついていた虫が少なくなっています。まだ赤い虫が少しは見えますが、活動は吹きかける前よりも鈍くなっていました。
植物にダメージかあるかどうかは確認していませんが、たくさんかけてしまうと植物にもダメージを与えてしまうようです。
でも、葉にカビなどが生えた時など、「シュッ」と軽くスプレーをする程度なら大丈夫そうです。
芙蓉の記事⇩
この記事に登場したのが、「フタトガリコヤガ」
まだいました。中小2匹。
この蛾の幼虫にもスプレーを吹きかけてみました。
苦しがっているのか、頭を持ち上げました。そして、この後ぐったりしました。
どうやら効くみたいですね。
全く動きません。
幼虫の体の側面には気門という呼吸器官があります。
たぶん、スプレーを大量に吹きかけたことで、呼吸が出来なくなってしまった。或いはこの気門からアルコールが体内に侵入したのかもしれませんね。
とにかく、このような蛾の幼虫にも効くことが分かりました。
他に試したもの・・・カメムシ。これ退治できました。
コバエが退治できる理由
コバエは気門と呼ばれる場所で呼吸をしています。気門は雨水などから身を守るために油分で守られていますが、エタノールなどのアルコール成分をあびると、その油分が溶けて呼吸ができなくなってしまいます。そのため、エタノールでコバエを駆除することが可能なのです。《害虫駆除110番より引用》
これは使える!
キッチンのコバエや蚊には一吹きで退治できますが、蟻にはあまり効きませんでした。でも、芋虫 (蛾の幼虫) には効きましたね。
ということは・・・まだ試してはいませんが、オオスカシバの幼虫にも効きそうです。
乾くと白い点々が残りましたが、植物にはダメージはなさそうです。
おまけ : アルコールの度数が高いほど殺虫効果があります。
今回紹介したアルコールスプレーのアルコール濃度は45%ぐらい。
フマキラーの場合、製品パッケージに「66」とあるのは、アルコール度数が66%と濃いアルコールが含まれています。このくらい濃いと、あの「G」を退治することに出来るそうです。
*ゴキブリに効くアルコール濃度は、60%~80%
ただ、アルコール100%だと、すぐに気化してしまい使い物にならないそうです。
殺虫剤が使えない環境(小さなお子さん、ペット等々)ではアルコールスプレーが安心です。
最初にも書きましたが、食器にも使えるアルコールスプレー。
安心安全の殺虫剤に変身です。
ガーデニングの害虫退治に一役買いそうです。