だいぶ前、日光に行った時に、森林の下草で見つけたムシです。
蜘蛛のようであり、足がやたらと細く、体が中央についてるへんてこなムシです。
まさか、我が家の庭にいるなんて・・・(画像は我が家のザトウムシ)
ザトウムシ。漢字で書くと、「座頭虫」、あの「座頭市」の「座頭」です。
座 頭(ざとう)は、江戸期における盲人の階級の一つ。またこれより転じて按摩、鍼灸、琵琶法師などへの呼びかけとしても用いられた。今日のような社会保障制度が整備されていなかった江戸時代、幕府は障害者保護政策として職能組合「座」(一種のギルド)を基に身体障害者に対し排他的かつ独占的職種を容認することで、障害者の経済的自立を図ろうとした。《Wikipedia》
『座頭市』(ざとういち)は、兇状持ちで盲目の侠客である座頭の市が、諸国を旅しながら驚異的な抜刀術で悪人と対峙する、アクション時代劇。
ネットの記事を読むと、
森林など自然の豊かな環境に多く生息し、日陰で湿気のある場所を好んで暮らしているということです。
夜行性で、夜になると動きが活発になります。天敵に襲われると、臭腺から忌避物質(臭い液)を分泌したり、動きを止めて死んだふりをしたり、トカゲのしっぽのように自分で足を切り離したりすることがあります(ただし、トカゲのしっぽのように再生はしません)。また、ザトウムシはクモガタ類のなかでは例外的に雄がペニスを有し、真の交尾を行います。
写真を撮ろうとすると、察知してゆっくりと逃げ出しました。そして、草の茂みに隠れてしまいました。
ザトウムシは、もちろん人を刺すこともなく、毒もありません。
それにしても奇妙な形です。見た目、受け付けませんね。
でも、庭の一員なのでそのままにしておきました。
フタリシズカが庭側にしゃしゃり出ていたので、切ってしまいました。
葉があって日が遮られていたので、ここまでシロツメクサ、カタバミは侵攻していませんが、小さな木などが芽を出していました。日が当たるようになると、一気に伸び始めるでしょう。こちらは抜いてしまいました。
おっ、蛾の幼虫がいた!!
道端で見つけたハリガネムシ?
ミミズにしては細すぎるし、どう見てもハリガネムシっぽいです。
宿主のカマキリに死なれて、ハリガネムシだけ出て来たけれど、息絶えたという感じかな?