以前は農家の垣根で見かけたカラタチ。鋭い棘があるので、鉄条網の代わりになります。
でも、今時、一般家庭でカラタチなんて植えている家ってないですよね。
春、新しい葉が出て、棘が緑色をしています。この棘が曲者。まだ柔らかいので爪で楽々切ることが可能ですが、それがだんだん固くなり鋭くなります。
写真のように棘の先が茶色になると、危険な植物に変身してしまいます。
そんなカラタチの枝に産卵するクロアゲハ (2016年09月24日 我が家で撮影)
カラタチの幹にも産卵。
というように、カラタチはアゲハの食草です。
幼木のうちは棘の数も少ないので、棘の処理も短時間で済みました。でも、大きく成長したので、棘の数が手に負えないぐらい多くなってしまいました。
そこで、仕方なく根元から切ってしまいました。
一度目の棘の処理 (昨年)
枝を切るのは簡単ですが、鋭い棘は固いまま残り、ビニール袋に雑に詰め込むと、ビニールを破って棘が飛び出すので危険でした。そこで、一つ一つの棘を根元から切り落として、袋に詰め込んでいました。
枯れた棘でも、段ボールなら簡単に貫通してしまいます。
それが前回。
今回は二度目です。
藪蚊もいなくなったし、作業がはかどりました。
固い枝や棘を金切りバサミで力を入れて切り落としました。結構固いです。何回も行うと、握力トレーニングになりますよ。お勧めです。
左手に交代。でも、どうしても利き手と違うのでぎこちないです。狙いがうまく定まらないという感じです。
前回同様に「セフティー3 GARDEN皮グローブ 豚クレスト M」という手袋をはめての作業です。
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数年前から放置状態だったカラタチの枝も処理しました。
こちらは年月が経っているので、だいぶ朽ちて脆くなっていました。
作業をしていると、「ブーン」という嫌な音が聞こえてきました。スズメバチです。
まだいたのか?
スプレーで追い払いましたが、二度もやって来ました。
やって来ると、必ずキンモクセイやサザンカの葉にとまろうとします。
この茂みの中に何かあるのでしょうか?
目的は何?
さて、カラタチの古い枝はハサミを使わなくても、手袋で掴んでバリバリとやれば、簡単に折れてしまうくらいになっていました。
新しい枝ではこんなに簡単には折ることは出来ません。
積んであったカラタチの枝もまとめてビニールに入れて、揉むようにしてバリバリと崩しました。これは楽です。
ただ、油断していると逆襲されます。手袋の縫い目から棘が突き刺さりました。
幸い、皮膚までは貫通していないので大事には至りませんでしたが、油断と過剰の期待は禁物です。
こちらは・・・
危ない、危ない。
いくら手袋をしているとはいえ、突き刺さります。
棘が垂直に刺さると手袋を容易く貫通してしまうので、作業は慎重に行う必要があります。
でも、この手袋、本当に使えます。