庭に植物が増えると、当然のように虫たちが集まって来ます。
虫たちにとって、緑はオアシス。
花がお目当ての虫、葉がお目当ての虫。そして、虫がお目当ての虫も。
そう、庭は虫たちの成長や繁殖の場でもありますが、実は狩りの場なんです。
シャラの葉に黒と黄色の虫を発見しました。
近くに寄って確認すると、スズメバチではなく、「オオイシアブ」でした。
いつも見かけるハナアブよりも大きい2㎝ほどの大型のアブです。
口に咥えているのは「クロクシコメツキ」 このアブは肉食です。
「クロクシコメツキ」の幼虫はジャガイモや大根の害虫のようです。
コメツキムシというと、ひっくり返っても「パチン」と元に戻るので有名です。
ということは、そういう害虫を食べてくれる「オオイシアブ」は益虫という事になりますね。
このまま長い時間をかけて体液を吸いつづけていました。
5㎝以下に近づいても全く動こうとせずに吸い続けていました。
それにしても恐ろしい顔です。
飛ぶのが遅い(動きが遅い)甲虫を獲物として狙っています。