濡れ縁の下はカタバミでいっぱい。
奥に見える、カラタチの枝は野良猫除けです。こうしておかないと、野良猫が縁の下に潜り込んで来ます。
カタバミとシロツメクサはグランドカバーとして植えてありますが、ネットを見ると、カタバミは繁殖力旺盛な嫌われ者として登場します。
という質問がありました。
「こんにちは
我が家の庭の片隅にカタバミがはびこっています。
今のところ何かを植える予定も無いし、カタバミは背も低くて見た目にも歩くのにもじゃまにならないので特に駆除はしていません。
黄色い花もハート型の葉っぱもかわいらしいと思うのですが、一般的にみてカタバミだらけの庭ってどんな印象なんでしょう?ちなみにイネ科のなにかとかドクダミ、ギシギシ、ヒメジョオン、ツユクサなどなど背が高くなりそうな草は駆除しています。
手入れの悪い庭に見えますか?」
それに対する回答は・・・
「勿体ない。非常に勿体ない話です。
他の方に対しての回答で庭の広さが20坪のようですが、単に広いだけ
の庭と言われますが、活用方法が豊富にある土地をカタバミに提供され
ているのは勿体ないとしか言いようがありません。カタバミを前面に這わしてグランドカバー風にするのは結構だと思いま
すが、住民以外の方が見ると手入れをしていない土地と思い、誰も庭と
は思わないはずです。今は黄色い花が咲くので満足かもしれませんが、その内に黄色い花だけでは満足が出来ず、カタバミを取り除かなければいけない日が来るはずです。
カタバミは繁殖力が旺盛で、根も深く入るので、完全に取り除くには一苦労されるはずです。
カタバミは厄介物の雑草として扱われ、ドクダミと同様に完全除草するのは根気と時間が必要です。今は庭としては誰も認めないでしょうね。折角20坪もの活用が可能な土地があるのですから、やはり樹木を植えて庭らしくした方が感じは良くなるはずです。樹木が庭に植えてある事で心は癒されます。カタバミだけでは心は癒されません。
とりあえず周囲に中低木で垣根をして、点々と中高木を植えて庭らしく
して、中央は芝生を植えられたらどうでしょうか。・・・・失礼かも知れませんが、今は手入れの悪い庭ではなく、手入れをしてい
ない単なる空き地にすぎません。今は雑草の花を見て楽しんでいるだけ
で、ガーデニングをしているとは言えません。
折角土地があるのですから、活用して見ませんか。」と結んでいました。
他の記事では、こんなのを見つけました。
また、カタバミはシジミチョウの繁殖雑草で、今年の夏もハウス内で蛾の一種として大発生。
カタバミは繁殖力が強く、一度根付くと絶やすことが困難であることから、武家の間では、家運隆盛・子孫繁栄の縁起担ぎとして家紋の図案として用いられたらしいが、私にとっては危険な害草です。
農園なので、カタバミが嫌われ者だということは理解できますが、「シジミチョウが蛾の一種」。それはないでしょう。れっきとした蝶です。蝶の書き間違いでは?
我が家のヤマトシジミ⇩
我が家は他人から見たら、荒れ放題の庭ってことなんでしょう(笑)
そうかー、庭は他人に見せるための植物園でしたかー。
一方で、こんな記事を見つけ、ほっとしています。
カタバミです。
グランドカバーに使えます。
ある方は地植えのバラのグランドカバーに
またある方は、鉢植えのバラのグランドカバーに。
お二方とも、このカタバミは、バラの肥料を喰わないことをメリットとしてあげておられます。また、別の方は、芝生の間から出て来ていても抜かないそうです。とても芝生を大事にしておられて、芝刈り機でカットすれば、同じ丈になるのでかまわないそうです
庭に植えてはいけない植物
庭に植えてはいけない植物というのがあるらしいです。繁殖力が旺盛で除去に物凄く手間がかかる植物の事です。我が家でもドクダミでは苦労しました。
植えてもいないのに、勝手に生えてきて困りました。そのため、生えて来たら即、抜く・・・これを続けて ほぼ根絶。
同じく、植えてはいけない植物に所属するカタバミですが、我が家では、抜く必要がないので嫌われ者ではありません。毎年、ヤマトシジミが数頭舞っています。
庭つくりは自己満足の塊!
「今は雑草の花を見て楽しんでいるだけで、ガーデニングをしているとは言えません」とありました。この方の考える庭であって、もっと違う庭があってもいいような・・・
最近は花は咲かなくなりましたが、カタバミの花を見て、毎日やってくるシジミチョウを見て、ニヤニヤしていたんですけど(笑)
ガーデニングって、西洋の花が咲き誇る・・・そんな庭のイメージですか?
石庭や苔庭は?
そもそも、ガーデニングって、なんぞや?
もちろん、通りがかりの方に見られることを意識されて庭づくりしている方も多いでしょう。並びの家には、時々友人たちが庭を見に来ています。
でも、キャンプと同じで、自己満足するからガーデニングでしょう。
虫たちを呼び寄せるに庭つくり
芝を植えても芝刈りなど手入れは大変だし (お向かいの家がそう。学校の芝の校庭もあれだけ広いので管理が大変だとか。)、なんといっても虫が来ない、蝶が来ない、バッタが来ません。(コガネムシなど、いくつの昆虫はやって来ます)
この地域では見られませんが、トノサマバッタは、庭に植えたら雑草扱いされるイネ科やカヤツリグサ科などの植物の葉を食べます。
抜かずにおいた「スゲ」にいたヒメジャノメの幼虫⇩
虫たちを呼ぶためには、雑草と呼ばれるような植物も必要なんですね。だからと言って、雑草ばかりでは、荒れ放題になってしまいますけど。
我が家は蝶をはじめとして、カマキリやバッタ、セミ、蜂・蛾・・いろいろな虫たちが棲んでいます。まるで自然の中にいるようです。
これが自分が目指している庭ですから・・・
さきほどの回答者の方は一般的な職人さんが作るような庭をイメージしていたのでしょう。空き地に見られようが、カタバミでいっぱいなら、原っぱ風で素敵なのに。
庭つくりなんて、自分が作りたいように作ればいいので、他人からどう見られようが関係ない。
それがガーデニング。
最後に⇩