ゆるキャン△.のシーズン2 も始まりました。
細やかで健やかな日常描写、キャンプあるある、理想のキャンプ像……
劇中に大きな事件は起きない。
だが、この世界は、どこまでもキラキラと、キャンプに行って見上げる満天の星のように、静かにきらめいて見える。登場人物達の、何気ないやり取りの全てが優しく、暖かく、良い意味で健全だ。
全員が、やるべき事をそつなくこなし、やりたい事に向けて着実に積み重ね、仲間の事を常に気にかけている。
誰かが間違っても、誰も怒らず、憤らない。
ちゃんとお礼が言えて、ちゃんと謝れて、ちゃんと相手を尊重できる。
そんな当たり前が出来ている。
余裕と寛容を持って他者と接し、時に導く姿は、実現可能な理想郷だ。《Amazonのトップレビュー》
レビューの通り、このゆるキャン△.って、みんな優しく思いやりのある人たちばかり。悪い人が全く登場しないんですね。だから癒されます。
第四話では、「バイトしたお金で何を買う?」でした。
それぞれがバイトしたお金で買うものを決めていました。
(りんだけは? 「今は、特に欲しいものないから、キャンプ資金かな。」
その後の会話がりんらしい。
「貯金1億円くらいあったらいいのになー」「1億円あったらどうするの?」「うーん、とりあえず上に寝袋敷いて寝てみる。)
なでしこは、ずっと欲しがっていたルミエールランタン。
学校の帰り道、キャンプ用品店に寄っては棚に乗っているランタンを一人眺めています。店員さん同士で、「キャンドルランプの子、また来てますよ」と言われるくらい。じっとランプを見つめるなでしこを見て、「取り置きしておいてあげよっか!」「そーっすね」と話してましたね。
この時のなでしこの気持ち、とてもわかります。
今は買えなくても、見ているだけで幸せになれる・・・ですよね。そして、いつか買うぞーって。それにして、店の人も優しすぎる。
そして、バイト代が入ってようやく手に入れたランタン。
家族の見ている前でランプに点火
「おーっ、雰囲気あるなー」
「温かみがあって、いいわねー」
「でしょ?」
「ただいま!」
「あっ、おかえりー」
帰宅した姉がランプを見て、
「うん? ランプ、買ったのね」
「うん! キャンプで使うのが楽しみだよーっ」
「よかったじゃない」
「うん!」
なんという優しい家族。
最後は、朝、出かける姉が車のダッシュボードに置いてあったプレゼントを見つけて、それがハンディーカイロだと知って、妹の思いやりをかみしめる場面。
「キャンプ資金にするって言ってた癖に 無理してんじゃないわよ」
「外に出たら冷えるのよ」と使い捨てカイロを常用している寒がりの姉のために、雑誌で見つけた「ハンディーカイロ」をバイト代で買ったんですね。
ホント、ほっこりします。