豪雪立ち往生にEV車はどこまで耐えられるのか 充電は至難の業…専門家「現状では対策できない」
12/26(土) 16:56配信 夕刊フジ
記録的な豪雪により発生した新潟、群馬県境付近の関越自動車道の車の立ち往生は、解消までに約52時間を要した。立ち往生に巻き込まれて身動きできなくなった場合、車内で暖を取りながら除雪作業を待つことになるが、政府が導入に本腰を入れる電気自動車(EV)は長時間の立ち往生に耐えうるのか。
上下線で最大約2100台に及んだ立ち往生は、体調不良などを訴えた30~60代の男女計4人が病院に搬送された。
ドライバーにとっては人ごとではない事態だが、SNS上では、携行缶でガソリンなどの燃料を補給するわけにはいかないEV車が雪で立ち往生した場合、バッテリーが上がるリスクがあるという趣旨のツイートが話題になった。・・・
《同記事より》
EV車。ゴーカートのような車?
充電して、走る。
さて、普段使いでどうなのでしょう?
自宅で給電できる方は恵まれていまずか、月極の駐車場では・・・・高速道路もまだ充電施設は少ないですよね。
今回、話題になった、上の記事にある、雪道での立ち往生。
何十時間も車に閉じ込められて、たいへんな思いをされた方がたくさんいました。
自衛隊やボランティアでスノーモービルが出動したとか、燃料用のガソリンや食料・飲み物を配布した・・と報じていましたね。
ガソリンなら、携行缶から補給することができますが、EV車ではどうなのでしょう。
日産によると、
EV車「リーフ」を生産する日産自動車は「電欠しないよう、ナビで目的地到着時の推定バッテリー残量を表示している。もし、途中で充電する必要があれば、充電スポットの案内などの表示をしている」と回答した。その上で、万が一、バッテリーの残量が無くなった場合は、同社が展開するサービスによって、電欠時レスキューコールやホテル代を補償するなどといったエマージェンシーサポートが受けることができるという。《同記事より》
なんだそうです。
ガソリン車でもEV車でも満タン・満充電しても、不測の事態は起こりえるもの。いつどこで起こるかわかりません。
そんな時、電欠時レスキューコールをすると、立ち往生している車を尻目に日産が救助に来てくれるというわけです。
そんな馬鹿な・・・。
電欠で車が乗り捨てられたら、一台一台レッカー車で移動しないとダメですね。たいへんだ。ガソリン車ならガソリンを補給すれば済むことなのに・・・・
今でも充電に時間がかかること。ガソリン車のように十数分で満タンにできるならいいですが、何時間もかかるのでは充電待ちで渋滞が出来てしまいます。普段使いでこんな状態なのに、雪や災害で立ち往生したとき、どうなってしまうのでしょう?
それと、電気は簡単に携行できないので、補給ができません。
さらに、大雪だけではなく、地震・津波などの災害で簡単に停電になってしまうこと。
もう、あの震災を忘れてしまったのでしょうか、北海道の大規模停電も・・・
もし、ほとんどの車がEV専用車になった時、そんな事態になったら、自家用車だけでなく、自衛隊・パトカー・救急車・消防車・・・動けません。緊急自動車はガソリン車を残すなら別ですが・・
政府は他国との関係の中で、EV化を宣言したのでしょうが、災害の多い日本で、全くといっていいほど役に立たないEV車では、国民を守ることさえ出来ないのです。
真剣な議論を経て結論を出してほしかったですね。