ニイニイゼミは殻に泥をつけたまま低い場所で羽化。
今鳴いているのは、そのニイニイゼミとミンミンゼミ、そしてヒグラシです。アブラゼミはもう少し経つと現れるでしょう。
きっと我が家の庭でもたくさんの抜け殻が見つかると思います。
遊歩道に植えてあった植物に。
生垣の葉で。
カラスアゲハの産卵
黒いアゲハには、クロアゲハ、オナガアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハがいます。(モンキアゲハ、ジャコウアゲハは分かるので除外。)
クロアゲハは、その名の通り黒いアゲハ。尾状突起は短い。
オナガアゲハは、尾状突起が長い。写真で見ると、この尾状突起が長いので、オナガアゲハかとも?
いや、翅に青い色が見えるので、カラスアゲハでしょうか?
以前、キハダを育てていた時は、ミヤマカラスアゲハが産卵に来たことがあります。
果たしてカラスアゲハとミヤマカラスアゲハのどちらなのでしょう?
明瞭な写真がないので、なんとも言えませんね。
庭のコクサギに産卵しにやって来たカラスアゲハ。
写真に写っているコクサギはクロアゲハの植樹として移植したもの。
植えてから20年以上経ちますが、食痕は見かけのものの、幼虫には一度もお目にかかったことはありません。
以前、ユズの枝での産卵は見ましたが、今回、偶然にもコクサギへの産卵シーンを見ることが出来ました。
後翅に白い模様がないようなので、カラスアゲハかもしれません。
コクサギ
コクサギはミカン科の落葉低木で、害虫退治とはれものの薬として古くから旧家のまわりなどに植えられていました。生薬名「和常山」とも呼ばれます。葉に強い香りがあり、生ごみの上にこの葉を置くだけでいやな臭いを穏やかにし、またハエやハエの幼虫を減らすことができます。(昔は汲み取り式便所のにおい消しと虫除けに常用されていたとのことです)さらに、葉を煎じてその汁をかけると虫除けになります。牧場では牛や馬の体をこの煎じ汁で拭き、虫除けにしているそうです。
タイプ:ミカン科の耐寒性落葉低木
樹高:2~3m
日照:半日陰むき
栽培方法:
湿めりけのある半日陰の場所に自生する木なので、家の裏側などに植えておくと便利です。挿し木2年苗、直径10.5cmポット入り、樹高50~70cmです。写真は葉がついている夏のようすです。冬季は落葉状態です。・・・《園芸ネットより》
植えてある場所は反日蔭。虫除けというのが面白いでしょ。その虫除けにアゲハがやってくるのです。ジャコウアゲハもウマノスズクサに含まれている毒を体内に取り入れる・・・と読んだことがあるので、他の昆虫から身を守るためなんでしょう。
他の記事にあったように、「カラスアゲハやオナガアゲハの幼虫が葉を好んで食べるため、春先には青虫が大量に発生し、木の周りに落ちてくる。」ということはありませんでした。
そうだったら大歓迎なのですが・・・・