前回は、蛹を入れた容器から20㎝ほどの、このカップのメッシュケースまで移動。翅はこのまま固まってしまい飛べなくなってしまいました。可哀そうなことをしました。
数日後、やっぱり同じメッシュケースにいた成虫。
撮影のために、カップは移動しましたが、カップがあった場所は前回と全く同じです。
さて、どうして、同じ場所まで行けたのに、片方は失敗、もう片方は成功したのでしょうか? 不思議です。
その原因は・・・たぶん蛹の殻がヒントになるかもしれません。失敗した蝶はメッシュケースに蛹の殻がついていました。
その時は、気がつかなかったのですが、どうして、ここに蛹の殻があるのでしょう?
予想ですが、蛹から羽化する際に、うまく殻から抜け出せず、殻をつけたまま翅を広げられる場所を探していた。ようやく場所が決まったものの、翅の硬化がすでに始まっていて、伸ばすこともできなかった。こんなこともあるんですね。
それに比べ、こちらは殻からうまく抜け出すことが出来て、翅も十分に広げることができました。
さて、あと一頭残っています。今までのに比べて、小さな蛹ですが、羽化に成功することを願っています。
追記:2020.7.19
最後まで残っていた蛹。黒くなったかと思ったら、本日、ようやく羽化。
翅をパタパタと動かしていました。そして、窓を開けてやると大空にヒラヒラしながら飛び立って行きました。